歯の黄ばみは、歯ブラシやマウスウォッシュを用いたケアでは落とせません。
歯を白くする方法として今注目されているのが、ホワイトニングです。
今回は、自宅で手軽に行えるホームホワイトニングのメリットやデメリットをご紹介します。
具体的な効果や注意点についても解説しますので、ホームホワイトニングに興味があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ホームホワイトニングとは?
マウスピースにホワイトニング剤を塗布し、歯を白くする方法を「ホームホワイトニング」といいます。
歯科医院で作製した自身専用のマウスピースを使用するため、歯にぴったりとフィットします。
また、ホワイトニング剤は市販されているものとは異なり、歯科医院で処方される薬剤(過酸化水素や尿素を含む)を使用するため、一般的なホワイトニング用品よりも高い効果が期待できるでしょう。
ホームホワイトニングの費用相場は15,000~30,000円程度ですので、高額な治療費を支払いたくないという方でも試しやすい方法だといえます。
オフィスホワイトニングよりも安価で、市販のホワイトニング用品よりも高い効果を得られるホワイトニングを希望しているという方は、ぜひホームホワイトニングを試してみてください。
ホームホワイトニングのメリット
白く美しい歯を手に入れられるという点がホワイトニングの魅力ですが、ホームホワイトニングにはどのような魅力があるのでしょうか。
ホームホワイトニングの具体的なメリットを4つご紹介します。
①歯にしみにくい
ホワイトニングで使用する薬剤は、人によって歯にしみることがあります。
特にオフィスホワイトニングで使用される薬剤は高濃度であるため、知覚過敏のような痛みや違和感が出ることが多いです。
一方、ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使用し、歯をゆっくりと内部から白くする方法が取られます。
個人差はありますが、薬剤の濃度が低いことから歯にしみる可能性が低いといえるでしょう。
②費用を抑えられる
主に費用がかかるのはマウスピースの作製であり、その後は大きな出費を伴わないというのがホームホワイトニングの魅力です。
マウスピースさえ作ってしまえば、その後はメンテナンスのための通院費とホワイトニング剤の費用だけで済みます。
マウスピースの作製に30,000円程度、通院費と薬剤で5,000円程度かかると考えておくと良いでしょう。
お金がない場合でも試しやすいというのが、ホームホワイトニングのメリットの一つです。
③効果が長続きする
オフィスホワイトニングの効果持続期間は3ヵ月~半年程度ですが、ホームホワイトニングの場合は、効果が1年程度持続するといわれています。
個人差はありますが、オフィスホワイトニングよりも効果が長く続くというのが、ホームホワイトニングのメリットの一つです。
効果をより長く実感したい場合には、定期的なケアを行うと良いでしょう。
歯科医院で定期検診を受けたり、着色汚れが起こりやすい飲食物を避けたりすると効果的です。
④自分のペースで行える
開始時に歯科医院を受診すれば、その後は自宅でホワイトニングが行えるという手軽さも、ホームホワイトニングの魅力です。
ホワイトニングを行う回数や時間は決められていますが、一日のうちのどのタイミングで行うかは自身で決められます。
通院の手間をかけずに、生活スタイルに合わせてマイペースにホワイトニングを行いたいという方には、最適な方法だといえるでしょう。
ホームホワイトニングのデメリット
多くのメリットを得られるホームホワイトニングですが、デメリットも存在します。
ホームホワイトニングで考えられる具体的なデメリットを3つご紹介します。
①毎日手間がかかる
自身のペースで行えるのがホームホワイトニングの良い点ですが、言い換えれば、全て自身の手で行わなければならないということです。
マウスピースの装着や洗浄といった手間がかかることはもちろん、どのタイミングで行うのかといったスケジュール管理も必要となります。
ホワイトニングに手間をかけたくない、自身で処置を行える自信がないという方は、歯科医院で受けられるオフィスホワイトニングを検討しましょう。
②効果が現れるまでに時間がかかる
ホームホワイトニングで使用する薬剤は、オフィスホワイトニングで使用する薬剤よりも濃度が低いため、歯を白くするまでに時間がかかります。
市販のホワイトニング用品よりも早く効果が得られるものの、人によってはなかなか効果が得られないと思われるでしょう。
ホームホワイトニングでは、歯の内部に浸透するようにジェルを少しずつ反応させるため、効果を実感するまでに2週間から1ヵ月程度の時間がかかります。
③マウスピースを長時間装着しなければならない
自宅でホームホワイトニングを行う際には、マウスピースを長時間装着しなければなりません。
毎日2時間程度の装着が必要となり、その間は飲食が一切禁止されています。
また、喋りにくくなるといった負担があることから、人によってはストレスを抱えることになります。
マウスピースを装着すると嘔吐反射が起こるという方には、より大きなストレスとなるでしょう。
オフィスホワイトニングとの違い
自宅で自身の手で行うホームホワイトニングに対し、オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士の施術で行うホワイトニングを指します。
有資格者が施術を行うことから、薬機法で制限されている高濃度の薬剤を使用できるというメリットがあります。
ホームホワイトニングよりも強い薬剤を使用するため、短期間のうちに高い効果を得られるでしょう。
結婚式や入社式といったイベントに合わせて早急に歯を白くしたいという方には、オフィスホワイトニングがおすすめです。
「マイペースにホワイトニングを行いたい」、「なるべく安価にホワイトニングを行いたい」という方には、ホームホワイトニングがおすすめです。
歯を白くするスピードはオフィスホワイトニングには敵いませんが、費用は半分程度で済みます。
ホームホワイトニングの注意点
ホームホワイトニングを行う際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
失敗しないために知っておきたい、ホームホワイトニングの注意点をご紹介します。
ホワイトニングの後は食事に注意
自宅でホワイトニングを行った後には、食べ物や飲み物を摂取しないように注意しましょう。
ホワイトニングを行った直後は、歯の表面を保護しているタンパク質の膜が一時的になくなり、着色汚れが付着しやすい状態になります。
そのため、食べ物や飲み物を摂取したい場合でも、1時間程度は待つ必要があります。
また、ホワイトニングを行った後は、着色しやすい食べ物や飲み物を避けることも大切です。
カレーやチョコレート、色の濃いフルーツといった食べ物、コーヒーや紅茶、赤ワインといった飲み物は避けてください。
喫煙の習慣がある方は、タバコも控えた方が良いでしょう。
回数や時間を守ることが大切
ホームホワイトニングは、歯科医師の指導の下で行うホワイトニングです。
歯科医院でマウスピースを作製した際に、1日に行うホワイトニングの回数や時間に関する指導があるはずですので、その内容に従いましょう。
面倒だからと回数を減らしたり時間をずらしたりすると、十分に効果が得られなくなってしまいます。
反対に、早く効果を得たいからと、回数を増やしたり短時間のうちに次のホワイトニングを行ったりすると、知覚過敏のようなトラブルに繋がります。
自宅でホームホワイトニングを行う際には、定められた回数と時間をしっかりと守ることが大切です。
ホームホワイトニングはティコニーデンタルオフィスにお任せください
自宅で行えるホームホワイトニングには、誰でも手軽にホワイトニングに挑戦できるという魅力があります。
歯の黄ばみが気になる、白く美しい歯を手に入れたいという方は、ティコニーデンタルオフィスにご相談ください。
理想とする歯の白さを実現できるように、経験豊富な歯科医師が患者様をしっかりとサポートします。