インプラント

2024.03.11

インプラントの骨造成の費用相場をご紹介!保険適用の可否についても解説

インプラントの骨造成費用について解説

顎の骨を利用して義歯を装着する「インプラント治療」では、骨の量が十分でないと治療が行えないという条件があります。

顎の骨を補う方法として注目されているのが、「骨造成治療」です。

インプラントに費用がかかるのに骨造成まで必要となると、治療費を支払えるか不安だという方もいるでしょう。

今回は、インプラントに必要な骨造成の費用相場をご紹介します。

保険適用の可否や骨造成手術の注意点なども併せてご紹介しますので、インプラントを検討している方はぜひ参考にしてください。

 

目次

 

骨造成の費用相場

骨造成の費用目安をご紹介

選択する治療方法や歯科医院、口腔内の状態によって、骨造成治療の費用は異なります。

治療方法の種類と、それぞれの費用相場をご紹介します。

 

ソケットリフト法の費用相場

上顎の高さが6mm以上ある場合に適用される骨造成の治療方法が、「ソケットリフト法」です。

ソケットリフトの費用相場は30,000~150,000円程度で、治療期間は3ヵ月が目安となります。

インプラントに必要な顎の骨が足りない場合でも、軽度の骨不足であればソケットリフトが適用されるでしょう。

人工歯根(インプラント)を埋め込む方向にドリルで穴を開け、骨補填材を填入することで高さを出します。

インプラント治療と同じ場所に穴を開けるため、体への負担が少ないという点が特徴です。

 

サイナスリフト法の費用相場

上顎の高さが6mm以上足りない場合に適用される骨造成の治療方法が、「サイナスリフト法」です。

サイナスリフトの費用相場は150,000~300,000円程度で、治療期間は6ヵ月が目安となります。

サイナスリフトでは人工歯根を埋め込む場所ではなく、歯茎の側面を切開してスペースを作り、骨補填材を填入して高さを出すという方法が取られます。

ソケットリフトよりも顎の骨に高さが出せるというメリットがありますが、デメリットは費用の高さや治療期間が長くなるという点です。

骨造成の治療が完了後、6ヵ月程度の期間を空けてから改めてインプラント治療を行うことになります。

 

GBR法の費用相場

骨誘導再生法とも呼ばれる、様々な部位や患部の状態に広く適用できる骨造成の治療方法が、「GBR(Guided Bone Regeneration)法」です。

GBRの費用相場は30,000~200,000円程度で、治療期間は6~10ヵ月が目安となります。

患部を「メンブレン」と呼ばれる人工膜で覆い、自家骨や骨補填材を詰めて骨に厚みや高さを出す方法です。

メンブレンを使用することで、骨にならない「線維芽細胞」を抑制し、骨をつくり出す「骨芽細胞」の増殖を促します。

増やしたい骨の量が少ない場合は、骨造成手術の際に人工歯根の埋め込みも同時に行いますが、増やしたい骨の量が多い場合には、骨造成手術の後に骨の成長を待ってから人工歯根の埋め込みが行われます。

 

骨造成についてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。

インプラントの骨造成とは?骨をつくる治療方法やメリット・デメリットをご紹介

 

骨造成は保険適用される?

骨造成の保険適用について

歯科医院で治療を受ける際に気になるのが、「保険適用の可否」です。

骨造成治療では、健康保険が適用されるのでしょうか。詳しく解説します。

 

骨造成治療は保険適用外

むし歯や歯周病といった他の治療とは異なり、骨造成の治療では健康保険が適用されません。

そのため、検査や手術にかかる一切の費用は、自己負担での支払いが必要です。

手術で用いられる骨補填剤や人工骨は原価が高いため、骨造成の治療費は高額になる傾向にあります。

骨造成治療を格安で引き受けているような歯科医院は、費用を抑えるために質の悪い骨補填剤や人工骨を使用している可能性があります。

治療後のメンテナンスをしっかり行ってくれない可能性もあるので、上記で紹介した費用目安よりも極端に安価な歯科医院で治療を受けるのは避けましょう。

 

骨造成治療の費用を節約する方法

健康保険は適用されませんが、骨造成治療は「医療費控除」の対象になります。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超える、または総所得金額の5%を超える場合に、国に申請することで所得控除が受けられるという制度です。

医療費控除を申請するためには、会社員であっても確定申告が必要となる点に注意が必要です。

遡って過去5年分の医療費控除の申請が行えるので、年内に申請できなかったという方は、翌年に手続きを行うと良いでしょう。

 

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骨造成治療後の注意点

外科手術を伴う骨造成治療の後には、日頃の生活の中で注意すべき行動があります。

手術を受ける前に、治療後の注意点を把握しておきましょう。

 

鎮静剤を服用する

骨造成の手術後には、腫れや痛みが出ることがあります。

強い痛みがあるときには、鎮痛剤を使用しましょう。

鎮痛剤は市販薬を使用しても良いですが、歯科医院へ相談すれば処方してもらえます。

指定された用法・用量を守り、細菌感染を防ぐためにも、痛みが引くまで飲み忘れないように注意してください。

腫れや痛みは手術後3日頃にピークを迎え、1週間~10日程度で治まるケースが多いです。

症状が長引く場合は、処置を受けた歯科医院へ相談してください。

 

患部への刺激を避ける

手術を受けた後は、まだ患部が痛んだり、傷口が開いたりする可能性があります。

細菌感染しやすい状態にもあるので、抜糸を行うまでは患部へ刺激を与えないように注意しましょう。

歯ブラシでブラッシングを行ったり、硬いものを食べたりすると、患部へ刺激を与えてしまいます。

また、傷口が気になるからと舌で患部に触れたり、指で患部に触れたりすることも避けてください。

骨造成手術を受けた後は、患部への刺激を避けながら、マウスウォッシュやうがい薬を使用して口腔内を清潔に保つようにしましょう。

 

血行を促進させる行動は避ける

手術後しばらくは、アルコールの摂取や運動、入浴といった、血行を促進する行動は避けましょう。

血行が促進されると、患部に痛みが起こったり、出血が起こったりします。

手術後1週間程度は安静に過ごし、ウォーキングのような軽い運動も控えてください。

血行を促進する行動も禁止ですが、血行を妨げる行動も禁止です。

喫煙をすると、歯肉の血行が悪くなって傷の治りが遅くなります。

また、歯周病になるリスクも高まるので、骨造成治療だけでなく、インプラント治療を終えるまでは喫煙は控えることをおすすめします。

 

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骨造成に関するよくある質問

骨造成についてのQ&A

実際に治療を受ける前に、不安や疑問は解消しておきましょう。

骨造成治療に関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。

 

骨造成手術に入院は必要?

インプラント治療に必要な骨造成治療では外科手術が必要となりますが、基本的に入院は必要ありません。

手術部位が限定されている上に、全身麻酔の必要もなく局所麻酔で対応できるため、日帰りで手術を受けることが可能です。

 

骨造成手術で失敗することもある?

難易度の高い骨造成手術は、どの歯科医院でも対応できるというわけではありません。

手術を行う歯科医師には高度な技術力が求められる上に、手術を安全に行うために整った衛生環境も必要となります。

骨造成手術で絶対に失敗しないということはないので、手術を希望する方は、信頼できる歯科医院へ依頼しましょう。

 

骨造成の費用についてはティコニーデンタルオフィスへご相談ください

顎の骨が少ないことを理由にインプラントを断られても、骨造成によって治療が可能となるケースもあります。

骨造成治療を希望している、骨造成治療を受けられるか知りたいという方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

患者様の状態に合わせて、最適な治療方法をご提案します。

インプラント治療に関することも、お気軽にご相談ください。

 

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