ホワイトニング

2024.07.30

ホワイトニングは市販品でも効果ある?歯を白くするアイテムや選び方について徹底解説

ホワイトニングの市販品について

歯が黄ばんでしまうと、顔全体が暗い印象になったり、実年齢よりも上に見えたりします。
歯を白くするには「ホワイトニング」が有効ですが、歯科医院で行われている施術だけでなく、市販品を使ったセルフケアでも可能です。
市販品のホワイトニング用品でも、歯を白くすることができるのでしょうか。
今回は、市販のホワイトニング用品の効果や種類、選び方について解説します。
歯科医院でホワイトニング施術を受けるメリットもご紹介しますので、歯の黄ばみが気になるという方はぜひ参考にしてください。

目次

 

市販のホワイトニング用品の効果とは?

市販のホワイトニング用品には、歯の表面に付着した着色汚れを除去する効果が期待できます。
汚れがなくなることで一時的に歯が白くなったと感じることがありますが、歯を漂白することはできません。
ある程度歯を白く見せることはできるものの、元の歯以上に白くする効果は期待できないでしょう。
歯の汚れを除去するだけでなく、歯そのものを白くしたい場合には、歯科医院でホワイトニング施術を受ける必要があります。
歯科医院では、市販品に含まれる成分よりも高濃度のホワイトニング剤が使用されるため、高い効果が期待できるでしょう。

 

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市販のホワイトニング用品の種類

ホワイトニング用品の種類

ドラッグストアのような身近なお店でも、ホワイトニング用品が簡単に入手できます。
市販のホワイトニング用品には、どのような種類があるのでしょうか。
詳しくみてみましょう。

①歯磨き粉タイプ

身近な場所で手に入りやすいホワイトニング用品が、歯磨き粉です。
普段使用している歯磨き粉をホワイトニング効果のある製品に替えるだけなので、チャレンジしやすい方法の一つです。
歯磨き粉には、ペースト状や粉状、ジェル状などさまざまな種類があり、好みのタイプを選択できるという点も魅力だといえるでしょう。

②マニキュアタイプ

爪に塗るマニキュアと同じように、歯に塗布するタイプのホワイトニング用品も存在します。
歯の表面の着色汚れを落とすのではなく、歯に塗料を付着させて黄ばみや汚れを隠すことができます。
根本的な解決には繋がりませんが、一時的に歯を白く見せたいという場合には有効だといえるでしょう。
塗りムラができやすく、食事をすると落ちやすいため、慣れるまでは扱いが難しいという方もいます。

③消しゴムタイプ

歯に付着した汚れを擦って落とせるのが、消しゴムタイプのホワイトニング用品です。
研磨剤が入ったシリコンを歯に押し当てて、汚れを擦って落とすアイテムで、気になるポイントを狙ってケアできるというメリットがあります。
ただし、研磨剤が含まれているため、ゴシゴシと強い力で擦ると歯を傷付けてしまいます。
力を入れ過ぎたり、頻繁に使用したりすることは避けましょう。

④シールタイプ

ホワイトニング用品には、シールタイプも存在します。
薬剤が塗布されたシールを気になる部分に貼り付けて、30分程度置いてから剥がすと、歯に付着した汚れが分解されてきれいに落とせます。
短時間で効果を得られるという点が魅力ですが、歯並びが整っていないと上手く貼り付けることができないという点には注意が必要です。

⑤液体タイプ

歯磨き粉と併せて使用したいのが、液体タイプのホワイトニング用品です。
液体タイプは、ブラッシングを行う前に使用すると、汚れを浮かせて落としやすくなります。
また、ブラッシングを行った後に使用すると、着色汚れを防ぐ効果も期待できます。
マウスウォッシュのように口に含むだけで使用できるという点はメリットですが、効果が長続きしないという点はデメリットだといえるでしょう。

 

市販のホワイトニング用品の選び方

ホワイトニング用品の選び方

同じホワイトニング効果をうたった製品でも種類が多く、どのアイテムを選べば良いのかわからないという方もいるでしょう。
市販のホワイトニング用品を選ぶ際に注目したいポイントをいくつかご紹介します。

製品に含まれる有効成分をチェック

デンタルケアにホワイトニング用品を取り入れても、期待できる効果が得られないのでは意味がありません。
ホワイトニング用品を選ぶ際には、まずは製品に含まれる有効成分をチェックしましょう。
以下の成分が含まれる製品がおすすめです。

・ポリリン酸ナトリウム
・ヒドロキシアパタイト

 

「ポリリン酸ナトリウム」には、汚れを除去するだけでなく、歯の表面をコーティングして汚れを付着しにくくする効果が期待できます。
また、「ヒドロキシアパタイト」には、歯の表面に付いた傷を埋めて、滑らかに整える効果も期待できます。

研磨剤が使用されていないかチェック

即効性が高く、やすりのように歯の表面に付着した汚れを落とせるという点が魅力の「研磨剤」ですが、含まれる粒子が大きいほどに歯を傷付ける恐れがあります。
歯の表面のエナメル質が傷付き、歯茎にダメージを与えることもあるので、研磨剤が含まれる製品を頻繁に使用することは避けましょう。
研磨剤が含まれていたとしても、微粒子化された「低研磨剤」であれば、歯や歯茎に与えるダメージを抑えながら汚れを落とすことが可能です。

発泡剤が使用されていないかチェック

ラウリル硫酸ナトリウムのような発泡剤が含まれる歯磨き粉は、泡立ちが良く、スッキリ感が味わえます。
しかし、口の中が泡で一杯になってしまうと歯一本一本を丁寧に磨くことが難しく、「十分に歯を磨けた気がする」という誤解が生まれてブラッシングの時間も短くなってしまうでしょう。
基本的にブラッシングは、3分以上の時間をかけて行うことが推奨されています。
歯磨き粉タイプのホワイトニング用品は、発泡剤が含まれていない、もしくは少量のみ含まれている製品が理想です。

 

歯が黄ばむ原因

そもそも、歯の黄ばみはどのような原因で起こるのでしょうか。
歯が黄ばんでしまう原因について解説します。

加齢

歯の黄ばみが起こる原因には、「加齢」が挙げられます。
長年使用してきたことで歯がすり減り、歯の外側の白いエナメル質が剥がれて内側の象牙質が透けると、歯が黄色く見えます。
象牙質が透けていることが原因で黄ばみが起こっている場合は、市販のホワイトニング用品では歯を白くすることはできません。
歯科医院で行われるホワイトニング施術で歯を漂白する必要があります。

生活習慣

歯の黄ばみは、食事や喫煙といった「生活習慣」が原因で起こることもあります。
色の濃い食事やタバコを好む方は、歯に着色汚れが起こりやすい傾向にあります。
生活習慣が原因である場合は、色の濃い食品や喫煙は避けましょう。
着色汚れを起こしやすい成分は、以下の通りです。

ポリフェノール:赤ワイン/コーヒー/チョコレート など
カテキン:緑茶/紅茶/ウーロン茶 など
クルクミン:カレー/たくあん など
ニコチン・タール:タバコ

 

歯の黄ばみについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

歯の黄ばみの原因について解説!改善方法や予防方法もご紹介します

歯の黄ばみは放置しても良い?

むし歯や歯周病のように痛みが現れるわけではないため、歯の黄ばみを放置しているという方もいるでしょう。
歯の黄ばみは深刻なトラブルを起こすわけではありませんが、放置すると審美性が失われてしまいます。
黄ばみが進むと歯の表面に黒い筋ができてしまうこともあるので、特に人前に出る機会が多い方は、十分に注意してください。
歯が黄ばむということは、歯の表面に汚れが付着していると考えられます。
プラーク(歯垢)や歯石が溜まることで歯が汚れて見えるだけでなく、むし歯や歯周病の発症リスクが上がったり、口臭が発生したりといったトラブルに繋がります。
歯の黄ばみが現れたら、歯科医院でクリーニングを受けると良いでしょう。
歯の審美性や機能性を失わないためにも、定期的にクリーニングを受けて口腔内を清潔に保ちましょう。

歯科医院のホワイトニングの特徴

歯科医院のホワイトニングの特徴について

市販のホワイトニング用品でも一定の効果は得られますが、歯の黄ばみを根本的に解決したい場合には、歯科医院で施術を受ける必要があります。
歯科医院で行われているホワイトニングの種類と特徴をご紹介します。

オフィスホワイトニング

歯科医院で施術を受けるホワイトニング方法を「オフィスホワイトニング」といいます。
専用の薬剤と器具を使用して、歯科医師や歯科衛生士が直接施術を行ってくれます。
ホワイトニングの中では比較的効果が高く、一度の施術でも歯が白くなったと実感しやすいでしょう。
即効性には優れているものの、歯の外側にあるエナメル質のみ漂白を行うため、色戻りしやすいというデメリットがあります。

ホームホワイトニング

歯科医院でマウスピースを作製してもらい、処方された薬剤を使用して自身の手で行うホワイトニング方法を「ホームホワイトニング」といいます。
オフィスホワイトニングのようにすぐに効果を感じることはできませんが、時間をかけてホワイトニングを行うことで、歯の外側のエナメル質だけでなく、内側の象牙質まで漂白できるというメリットがあります。
色戻りしにくく、自宅でマイペースに行えるため、通院の手間がかからないという点も魅力だといえるでしょう。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、2つの方法を併用して行う方法を「デュアルホワイトニング」といいます。
歯科医院と自宅の両方でホワイトニングを行うため、高い効果が得られるという点が魅力です。
即効性に優れ、色戻りしにくいというメリットはありますが、2種類の方法を同時に行うことから、費用は10万円前後と高額になります。
歯を元の色以上に白くしたいという場合には、有効だといえるでしょう。

ホワイトニングについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

歯のホワイトニングの種類とは。それぞれの特徴や効果、費用について詳しく解説

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歯科医院でホワイトニング施術を受けるメリット

市販のホワイトニング用品を用いてセルフケアを行う場合と、歯科医院でホワイトニング施術を受ける場合では、得られるメリットが異なります。
歯科医院で施術を受けると、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

高い効果が期待できる

歯科医院では、市販のホワイトニング用品とは異なり、高濃度のホワイトニング剤を用いた施術が受けられます。
多少しみることはありますが、短期間のうちに高い効果が得られるでしょう。
歯科医院で受けられる施術の中には、自宅でケアできる「セルフホワイトニング」もあるので、自身のペースでホワイトニングを行いたいという方にもおすすめです。

有資格者による施術が受けられる

歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士といった専門家が、専用の器具を使用して歯や歯茎の汚れを除去してくれるため、一度の施術でも白くなったと感じられることがあります。
ホワイトニングの施術中に痛みを感じても、その場ですぐに適切な対処が受けられるという点も大きな魅力だといえるでしょう。

口腔内の健康を維持できる

ホワイトニングの施術を受けるために通院すると、定期的に歯科医師に口腔内をチェックしてもらえます。
ホワイトニングを行うだけでなく、むし歯や歯周病といったトラブルが発生した場合にはいち早く気付いてもらえるため、口腔内の健康を維持できるというメリットもあります。

 

歯の黄ばみにお悩みの方はティコニーデンタルオフィスへご相談ください

歯は一度黄ばんでしまうと、入念にケアを行っても白色に戻すことは難しいといえます。
市販のホワイトニング用品でケアを行ってもなかなか歯の黄ばみが改善できない場合は、歯科医院でホワイトニング施術を受けましょう。
歯の黄ばみにお悩みの方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。
患者様のご希望に合わせて、理想とする歯の白さを実現します。

ホワイトニングについて詳しく知りたい、歯列矯正やインプラントなど、他の治療に関しても、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。

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