歯が黄ばんでしまうと、清潔感が失われたり、顔全体が暗い印象になったりします。
白い歯を取り戻したい場合に有効な治療方法が、「ホワイトニング」です。
ホワイトニングに興味があるものの、実際に治療を受けた経験者に話しを聞くと「痛かった」という感想を持つ方も少なくありません。
施術の際には、どの程度の痛みを感じるのでしょうか。
また、痛みにはどのような方法で対処すれば良いのでしょうか。
今回は、ホワイトニングの痛みについて解説します。
原因や対処方法、痛みを予防するコツもご紹介しますので、治療を受けることを検討しているという方はぜひご一読ください。
ホワイトニングは痛い?
ホワイトニングで痛みを感じるか否かは、人によって異なります。
施術を受ける方の2割程度に痛みが出るといわれていて、「違和感」を抱く方もいれば「むず痒さ」を感じる方もいるようです。
ホワイトニングでは、主に以下のような症状が現れるといわれています。
・歯茎や喉に違和感を抱く
・歯が疼くようなむず痒さを感じる
・冷たい食べ物や飲み物がしみるような痛み
施術に用いられる薬剤の種類や量、濃度に左右されることが多く、口腔内の状態でも痛みの現れ方は異なります。
必ずしも痛みが出るとは限りませんが、人によっては強い痛みを感じることもあるでしょう。
ホワイトニングが痛いといわれる原因
「治療の際に痛みを感じた」という感想が散見されるホワイトニングですが、原因は何なのでしょうか。
ホワイトニングは痛いといわれる具体的な原因を4つご紹介します。
①むし歯・歯周病
口腔内でむし歯や歯周病といったトラブルが起こっていると、ホワイトニングで痛みを感じることがあります。
むし歯菌が放出する酸で歯が溶かされてしまうため、むし歯が進行するとエナメル質が傷付き、歯の内側にある象牙質がむき出しの状態になります。
この状態でホワイトニングを受けると、薬剤が浸透して痛みが現れるのです。
また、歯周病には歯と歯茎の隙間にある「歯周ポケット」で細菌が繁殖し、炎症を起こすという特徴があり、進行すれば歯を支えている骨をも溶かしてしまいます。
歯茎が下がって根元にある象牙質がむき出しになると、むし歯同様に痛みが現れることがあるでしょう。
②知覚過敏
刺激を受けるとしみるような痛みを感じる知覚過敏も、ホワイトニングで痛みを引き起こす原因の一つだと考えられています。
知覚過敏は、歯のエナメル質が削れて象牙質が露出している状態にあるため、冷たいものや温かいものを口にしたり、歯ブラシの刺激が加わったりすると、強い痛みを感じます。
一時的なものですが、少しの刺激でもしみるような痛みを感じることから、症状に悩まされている方も少なくありません。
知覚過敏の症状が現れている状態でホワイトニングの薬剤を塗布すると、薬剤が刺激となり、しみるような強い痛みを感じることがあるでしょう。
③薬剤の濃度が高い
歯科医院で行われるホワイトニングでは、専用の薬剤を用いて歯の脱色を行いますが、薬剤の濃度が高いと痛みを感じやすくなります。
歯科医院では市販のホワイトニング剤よりも濃度が高い薬剤が使用されていて、過酸化尿素や酸化チタン、窒素が含まれている場合もあります。
成分自体に問題はありませんが、濃度が高過ぎるとしみるような痛みを感じやすくなるのです。
施術中に強い痛みを感じた場合は、歯科医師に薬剤を調整してもらうと良いでしょう。
④歯が欠けている・ひび割れている
歯が欠けたり、ひび割れたりしている場合も、痛みを引き起こす原因の一つとなります。
欠けた部分や割れた部分から歯の内部に薬剤が浸透し、神経に直接作用して痛みが生じます。
歯の状態は自身の目では確認が難しいので、異常がないか気になるという方は歯科医院を受診しましょう。
特に歯ぎしりを行う癖があるという方は歯が傷付いている可能性が高いので、一度歯科医師に診てもらってください。
ホワイトニングについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。
歯の黄ばみの原因について解説!改善方法や予防方法もご紹介します
ホワイトニングの痛みへの対処方法
歯を白くしたいという希望はあるものの、痛みは極力抑えたいものです。
ホワイトニングで生じる痛みは、どのような方法で対処できるのでしょうか。
詳しく解説します。
口腔内をケアする
ホワイトニングの施術後に痛みを感じたら、まずはうがいや歯磨きを行いましょう。
施術で使用されたホワイトニングの薬剤が口腔内に残っていると、痛みを引き起こすことがあります。
うがいや歯磨きといったケアを行って、残っている薬剤を洗い流してください。
コーティング効果を持つ知覚過敏用の歯磨き粉や、フッ素が配合された歯磨き粉を使用すると、痛みが軽減する可能性があります。
鎮痛剤を服用する
ホワイトニングの施術を受けた後にも痛みが続く場合は、鎮痛剤を服用しましょう。
市販品でも効果が期待できますが、自身で鎮痛剤を用意する場合は、説明書に目を通した上で用法・用量を守って使用してください。
鎮痛剤を使用しても長期間痛みが続く場合は、ホワイトニング以外の何らかのトラブルが起こっている可能性があります。
あまりに痛みが強い、痛みが長く続くという方は、施術を受けた歯科医院へ相談してください。
刺激のある飲食物を避ける
ホワイトニングの施術を受けると、施術後24時間程度、歯に痛みが現れやすくなります。
一時的に知覚過敏のような状態になるため、刺激のある飲食物は避けた方が良いでしょう。
冷たい食べ物や辛い食べ物、酸味のある食べ物や温かい食べ物は控えることをおすすめします。
飲食物に注意しても痛みを緩和することはできませんが、悪化は防げます。
歯科医院を受診する
日常生活に支障をきたすほどの強い痛みを感じた場合は、迷わずに歯科医院を受診してください。
ホワイトニングの施術後24時間は痛みを感じやすいものの、2日以上痛みが続くことは稀です。
口腔内でホワイトニングとは別のトラブルが起こっている可能性があるので、早急に施術を受けた歯科医院へ相談してください。
歯科医院を受診することで、痛みの原因を突き止めて適切に対処してもらえます。
ホワイトニングの痛みはいつまで続く?
基本的にホワイトニングの痛みは一時的であり、数時間程度で治まるといわれています。
痛みが続く場合でも、施術後1~2日程度で緩和されるでしょう。
施術中に我慢できない程の強い痛みを感じる、施術後数日経っても痛みが続く場合には、何らかの異常が起こっている可能性があります。
施術中であれば、すぐに処置を行っている歯科医師や歯科衛生士へ痛みが強いことを伝えましょう。
施術後であれば、治療を受けた歯科医院へ相談して、トラブルが起こっていないか診てもらってください。
ホワイトニングの痛みを予防するコツ
痛みを緩和することも大切ですが、痛みが生じないように予防方法を把握しておくことも大切です。
施術中に痛みが出ないように、事前に試しておきたい予防方法をいくつかご紹介します。
むし歯・歯周病を治療する
痛みが出ないか不安だという方は、先にむし歯や歯周病の治療を受けておくと良いでしょう。
むし歯や歯周病がある状態だと、ホワイトニングの薬剤が歯に浸透して痛みが現れやすくなります。
ホワイトニングの施術は歯に詰め物がある状態でも受けられるので、先に口腔内トラブルの解消を目指しましょう。
自身がむし歯や歯周病を発症しているかわからないという方は、歯科検診を受けることをおすすめします。
知覚過敏のケアを行う
知覚過敏は、軽度であれば自然治癒することもありますが、進行すると適切な治療が必要となります。
ホワイトニングの薬剤はもちろん、飲食物やブラッシングからも刺激を受けて痛みを感じやすくなるので、知覚過敏の症状を自覚している方は早急にケアを行いましょう。
知覚過敏用の歯磨きを使用しても良いですが、症状が重い場合には歯科医院で治療を受けてください。
象牙質が露出している部分を覆う
むし歯や歯周病、歯の欠けやひび割れなどの原因で象牙質が露出していると、強い痛みを感じることがあります。
ホワイトニングの施術を受ける前に、歯科医院で象牙質を覆う処置を受けておくと良いでしょう。
象牙質が露出しているかわからない、自身の目では判断できないという方は、歯科医師に相談してください。
施術前に歯科検診を受ける
「ホワイトニングの施術で痛みを感じないか心配」、「口腔内でトラブルが起こっていないか調べたい」という方は、歯科検診を受けましょう。
歯科検診では、口腔内でトラブルが起こっている場合に適切に対処してもらえます。
また、歯に欠けやひび割れが起こっていないかチェックしたり、ブラッシングの指導を受けたりすることも可能です。
ホワイトニングの施術に際して不安を感じているという方は、施術前に歯科検診を受けておくことをおすすめします。
歯の黄ばみについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
歯の黄ばみの原因について解説!改善方法や予防方法もご紹介します
ホワイトニングを希望する方はティコニーデンタルオフィスへ
歯が黄ばんでしまった場合は、自力で歯を白くすることは難しいといえます。
白く美しい歯を取り戻したいという方は、ホワイトニング治療を検討しましょう。
ホワイトニングに興味がある、治療を希望しているという方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。
患者様が理想とする歯の白さを目指して、適切な治療方法をご提案いたします。
ホワイトニングの治療費を知りたい、治療の詳細について知りたいという方も、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。
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