失った歯の審美性や機能性を回復できるという点がセラミック治療のメリットですが、口臭が強くなるという噂もあります。
セラミック治療を受けると、本当に口腔内で嫌な臭いが発生するのでしょうか。
今回は、セラミック治療と口臭の関係について解説します。
嫌な臭いが発生するといわれる理由や対処方法もご紹介しますので、治療を検討しているという方はぜひご一読ください。
セラミック治療とは?
陶器と同じ素材のセラミックを用いて、歯の修復や補強を行う方法を「セラミック治療」といいます。
歯科治療では、主に以下の治療で採用されています。
- ・クラウン(被せ物)
- ・インレー(詰め物)
- ・差し歯
- ・ブリッジ
- ・インプラント
セラミックは、陶磁器のようにツルツルとしていて汚れが付着しにくいという点が特徴です。
また、自然の歯に似た透明感や色合いを再現できることから、審美性に優れているといえるでしょう。
セラミック治療で口臭が発生する原因
美しい歯を手に入れても、口腔内で嫌な臭いが発生しては台無しになってしまいます。
治療を受けた後に口臭が気になりだした場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
一つずつ解説します。
①プラーク(歯垢)が溜まっている
口臭が発生した場合、原因として考えられるのが「プラーク(歯垢)」の蓄積です。
セラミックと歯茎の間にプラークが溜まってしまうと、細菌が繁殖して炎症が起こったり、口臭が発生したりします。
日頃から入念にケアを行って、口腔内の環境が悪化しないように注意しましょう。
ケアを行っていても改善できないという場合には、歯科医院で除去してもらってください。
②差し歯や被せ物がフィットしていない
自身の歯と差し歯・被せ物が上手くフィットしていないと、隙間ができて細菌が侵入します。
口臭が発生することはもちろん、炎症が起こるとむし歯や歯周病が発生する可能性もあります。
むし歯や歯周病が進行すると、歯や歯の周辺の骨が溶けてしまうこともあるので、隙間に気付いたら歯科医院を受診しましょう。
セラミックの経年劣化によって隙間が生じることもあるので、定期的にチェックしておくことが大切です。
③ブリッジの下に汚れが溜まっている
健康な歯を土台にして、歯を失った部分に義歯を取り付ける方法を「ブリッジ」といいます。
セラミックブリッジの治療を受けると、ブリッジの下に汚れが溜まりやすくなってしまいます。
歯茎とブリッジの隙間が大きくなると、汚れだけでなく食べ物が挟まりやすくなり、嫌な臭いが発生するでしょう。
ブリッジの間は歯ブラシでは汚れを除去しにくいので、スーパーフロス(極細のデンタルフロス)を用いて入念にケアを行ってください。
④ハイブリッドセラミックの経年劣化
自由診療のオールセラミックやジルコニアセラミックのような素材は、経年劣化が起こりにくく、汚れが付着しにくいという点が特徴です。
しかし、保険診療のハイブリッドセラミックには、経年劣化が起こりやすいといわれる「レジン(プラスチック)」が使用されています。
レジンにはプラークのような汚れが付着しやすいため、口臭が発生することもあるでしょう。
それぞれ特徴は大きく異なるので、あらかじめ経年劣化が起こりにくく、汚れが付着しにくい素材を選んでおくことも大切です。
⑤むし歯(二次カリエス)が発生している
一度治療を行った歯が、再びむし歯になることを「二次カリエス」といいます。
セラミックと歯茎の隙間に細菌が入り込むことで、むし歯が発生するという点が特徴です。
放置してしまうとむし歯が進行するだけでなく、口臭が発生したり、差し歯が外れてしまったりすることもあります。
むし歯の発生に気付くことは難しいので、二次カリエスを防ぎたい場合には、歯科医院で定期検診を受けましょう。
⑥歯周病を発症している
嫌な臭いの発生を防ぐためには、むし歯だけでなく歯周病にも注意が必要です。
気付かぬうちにセラミックの内側で歯周病を発症していることがあります。
見た目には問題がないものの、被せ物を外してみたら歯周病が発生して膿が出ていたというケースもあります。
口臭が発生するだけでなく、歯が溶けて失ってしまうリスクもあるので、十分に注意してください。
⑦接着剤が老朽化している
セラミックは、強力な歯科用接着剤で歯に取り付けられています。
簡単に外れることはありませんが、経年劣化によって接着剤の力が弱まると、セラミックと歯の間に隙間が生まれることがあります。
セラミックの内側で細菌が繁殖すると嫌な臭いが発生することがあるので、入念にケアを行っていても隙間が生じたという場合には、歯科医院へ相談しましょう。
隙間の有無や、内部で細菌が繁殖していないかチェックしてもらってください。
⑧口腔内が乾燥している
セラミックの治療では、審美性だけでなく機能性も重視する必要があります。
審美性だけを重視して被せ物や義歯を作製してしまうと、磨き残しが発生して口内環境が悪化する可能性があります。
また、就寝中に口を閉じることが難しくなり、口腔内が乾燥してしまう可能性もあるでしょう。
口腔内が乾燥すると細菌が繁殖して、口臭の原因となるむし歯や歯周病が発生しやすくなります。
朝起きてすぐに喉の痛みを感じる、口腔内が乾燥しているという方は、セラミックに問題がないか歯科医院へ相談してください。
セラミック治療を受けると必ず口臭が発生する?
基本的にセラミックに問題がなければ、口腔内のケアを徹底して定期的にメンテナンスを受けている限り、口臭が発生することはありません。
しかし、治療を行った歯科医師の技術力が不足していたり、素材自体に問題があったりすると、嫌な臭いが発生する可能性があります。
素材を選択する際には、オールセラミックのように経年劣化が起こりにくい素材を選択しましょう。
セラミックの治療では、歯を磨きやすい形状に設計したり、歯と歯茎の間に隙間を作らない設計にしたりと、高度な技術力が求められます。
治療を希望している方は、信頼できる歯科医院を探して治療を受けましょう。
セラミック治療で口臭が発生した場合の対処方法
治療を受けた後に口臭が強くなったと感じた場合には、どのような方法で対処すれば良いのでしょうか。
最後に、嫌なにおいを緩和する正しい対処方法をご紹介します。
セラミックの素材を変更する
歯に汚れが付着したり、歯と歯茎の間に隙間が生じたりして口臭が起こっている場合は、セラミックの素材を変更する必要があります。
歯の表面に汚れが付着しにくく、歯との適合性に優れた素材に変更することで、嫌な臭いはもちろん、むし歯や歯周病の予防にも繋がります。
設計に問題がある場合は、素材だけでなく歯科医院を変更することも大切です。
セルフケアの方法を見直す
セラミック治療によって歯の形状が変わると、従来のケア方法では磨き残しが発生する可能性があります。
セラミック自体に問題がない場合は、セルフケアの方法を見直しましょう。
歯ブラシを使用して歯を磨くことはもちろん、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使用して、毎日丁寧にセルフケアを行います。
ケア方法がわからない、口臭が改善されないという場合には、歯科医院へ相談してください。
歯科医院ではブラッシングの指導も行っているので、自身に合った正しいケア方法を教えてもらえます。
歯科医院でメンテナンスを受ける
どんなに入念にセルフケアを行っていても、気付かないうちに磨き残しが発生してしまいます。
口臭が気になる場合は、歯科医院でメンテナンスを受けましょう。
歯科医院では、専用の歯科用器具を使用して、歯ブラシでは除去できない汚れも取り除いてもらえます。
むし歯や歯周病を防ぎ、丈夫で健康な歯を長く維持するためにも、3~6ヵ月に1回を目安に定期検診を受けることをおすすめします。
むし歯や歯周病の治療を受ける
そもそも口腔内でむし歯や歯周病が発生していると、口臭の原因となります。
むし歯や歯周病を発症している場合は、早期に治療を受けることが大切です。
進行すると、臭いの問題だけでなく、セラミックを含めた歯を完全に失ってしまうこともあります。
症状は目に見えず、被せ物の内側でむし歯や歯周病が発生している可能性もあるので、口臭が気になるという方は早急に歯科医院を受診してください。
セラミック治療に関するご相談はティコニーデンタルオフィスへ
嫌な臭いが発生する原因は、セラミックではなく口腔内トラブルにあります。
正しい方法でケアを行えば、セラミックからは多くのメリットが得られるので、口臭が気になるという方は事前に対処方法を把握しておきましょう。
セラミック治療は、ティコニーデンタルオフィスへお任せください。
当院の院長が、診察を行なった上で患者様に最適な治療方法をご提案いたします。
セラミックの具体的な治療方法について知りたい、費用がいくらかかるのか知りたいという方も、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。
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