歯茎の赤みや腫れといった軽い症状から始まり、最終的には歯の周りの骨が溶けて、歯が抜け落ちてしまうこともあるのが歯周病です。
軽度から重度まで、度合いによって現れる症状は異なるので、まずは自身が抱えている症状が歯周病にあてはまるかチェックしてみましょう。
今回は、初期の歯周病について解説します。
進行度合いによって異なる症状の特徴やセルフチェック方法、歯科医院での具体的な治療方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
歯周病とは?
症状についてお話しする前に、まずは歯周病の特徴について解説します。
歯周病を発症する原因と併せて、基本的な情報を把握しておきましょう。
歯周病の特徴
細菌感染によって、口腔内に炎症を起こす疾患を「歯周病」といいます。
初期には症状が現れにくく、目立った症状といえば歯茎に赤みや腫れが起こる程度です。
しかし、進行すると歯を支える骨が溶けてしまい、歯が抜け落ちてしまうこともあります。
30代以上に多くみられる疾患なので、久しく歯科医院に足を運んでいないという方は、検診を受けて歯周病を発症していないかチェックしてもらいましょう。
歯周病を発症する原因
どんなに入念にケアを行っていても、歯の周囲にはプラークと呼ばれる歯垢が付着します。
プラークの中にはおよそ10臆の細菌が住み着いているといわれていて、この細菌がむし歯や歯周病を引き起こします。
細菌が繁殖することで歯茎に炎症が起こり、腫れや出血、膿を発生させるのです。
プラークを放置していると、やがて歯石と呼ばれる物質に変化し、ブラッシングでは除去することが難しくなります。
セルフケアを怠ると口腔内で細菌が繁殖しやすくなってしまうので、十分に注意してください。
歯周病のセルフチェック方法
日本人の8割が発症するといわれているのが、歯周病です。
自身が歯周病を発症していないか、チェックしてみましょう。
歯周病の主な症状は、以下の通りです。
- ・歯茎に赤みがある
- ・歯茎が腫れている
- ・歯茎が下がった(歯が長くなった)ように見える
- ・刺激を受けると歯茎から血が出る
- ・口臭が気になる
- ・歯茎から膿が出ている
- ・歯がグラグラする
初期には目立った症状が現れにくいものの、赤みや腫れが起こることがあります。
膿が出ていたり、歯がグラグラしたりといった症状は歯周病がかなり進行しているサインなので、早急に歯科医院を受診してください。
歯周病の進行度による症状の違い
初期であれば簡単な治療で完治が望めるものの、進行すると外科手術が必要となるケースもあります。
歯周病を発症している可能性があるという方は、どの程度進行しているのかチェックしてみましょう。
進行度による症状の違いをご紹介します。
歯肉炎(軽度の歯周病)
歯周病には2つの段階があり、初期の段階を「歯肉炎」といいます。
プラークが溜まった状態を放置していると、その中に含まれる歯周病菌によって歯茎に炎症が起こります。
初期の段階で目立った症状が現れることは稀で、赤みや腫れが歯肉炎の主な症状です。
基本的に痛みはありませんが、ブラッシングを行ったり、硬い食べ物を口にしたりすると、歯茎から出血することがあるでしょう。
歯周炎(中等度の歯周病)
歯肉炎から進行して歯周病の中等度以上になると、「歯周炎」と呼ばれます。
歯茎の炎症が拡大した結果、歯周ポケットが深くなってしまった状態を指します。
歯や歯茎だけでなく、歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨が半分ほど破壊されている状態で、歯にグラつきが起こったり、出血が起こったりするという点が特徴です。
歯茎から膿が出たり、口臭がきつくなったと感じたりすることもあるでしょう。
歯周炎(重度の歯周病)
歯周炎がさらに進行して重度の歯周病になると、歯槽骨が半分以上破壊された状態になります。
歯周ポケットがさらに深くなり、中に膿が溜まって歯茎が腫れ上がるため、歯が完全にグラついてしまいます。
柔らかい食べ物であっても、噛むと強い痛みを感じることがあるでしょう。
周囲の歯に悪い影響を及ぼさないよう、治療のためにあえて抜歯を行うケースもありますが、自然に歯が抜け落ちてしまうケースもあります。
歯周病を放置するリスク
自然治癒が望めない歯周病を放置すると、次第に歯周ポケットが深くなり、その奥で細菌が異常繁殖します。
繁殖した歯周病菌は歯茎の血管に入り込み、全身を巡ります。
口腔内だけでなく全身疾患を引き起こすリスクが高まるので、歯周病の発症に気付いたら、決して放置はせずに早急に治療を受けましょう。
歯周病菌によって発症するリスクがある全身疾患は、以下の通りです。
- ・脳血管疾患
- ・動脈硬化
- ・心臓疾患
- ・骨粗鬆症
- ・誤嚥性肺炎
- ・糖尿病
歯周病の治療方法
歯周病を発症してしまった場合は、どのような方法で対処すれば良いのでしょうか。
歯科医院が行っている治療方法を2種類ご紹介します。
歯周基本治療
進行度合いにかかわらず、歯周病の治療では初めに「歯周基本治療」が行われます。
歯周病の原因であるプラークや歯石を除去する「スケーリング」や、歯の表面を磨く「ルートプレーニング」が主な処置内容です。
初期の状態であれば、歯周基本治療によって改善が見込めるでしょう。
歯周病の悪化を防ぐために、歯科医師や歯科衛生士によってブラッシングの指導が行われることもあります。
歯周外科治療
歯周基本治療でも改善が見込めないほど歯周病が進行している場合は、「歯周外科治療」が行われます。
歯周ポケットの中で細菌が繁殖し、ブラッシングや歯周基本治療では除去できない場合に取られる方法で、外科手術によって治療を行います。
深くなった歯周ポケットの修復が主な処置内容であり、歯茎を切開して歯石を取り除く「フラップ手術」や、歯周ポケットを浅くする「切除手術」が行われるケースが多いでしょう。
歯周ポケットが改善されたと確認でき次第、メンテナンスに移行します。
初期の歯周病に関するQ&A
基本的な情報は把握できたものの、歯周病についてまだ気になることがあるという方もいるでしょう。
最後に、初期の歯周病に関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。
歯周病の初期にはどんな症状が現れる?
様々な症状を引き起こす歯周病ですが、初期には症状が現れにくいという特徴があります。
そのため、僅かなサインを見逃さないように、定期的に口腔内をチェックしましょう。
歯周病の初期症状は、以下の通りです。
- ・歯茎の赤み
- ・歯茎の腫れ
- ・歯茎からの出血
- ・知覚過敏
- ・口臭の悪化
歯周病を発症すると、歯茎が赤みがかって、水分を含んだようにぷっくりと腫れるのが特徴です。
自身では発症に気付けるかわからないという方は、歯科医院で定期検診を受けましょう。
歯周病はセルフケアで治せる?
初期の状態であっても、セルフケアによって歯周病を完治することは難しいといえるでしょう。
歯周病の予防には丁寧なセルフケアが有効ですが、一度発症してしまうとそれだけでは対処できません。
歯周病の進行を止める一定の効果は望めますが、完治を目指すのなら歯科医院を受診する必要があります。
セルフケアを行っても根本的な解決にはならないので、早急に歯科医院へ相談してください。
歯周病の治療を希望する方はティコニーデンタルオフィスへご相談ください
赤みや腫れなど、初期症状は大したことがないと思われるかもしれませんが、重度になると歯を失う可能性があります。
自然治癒は望めず、放置すると進行してしまうのが歯周病の特徴なので、発症に気付いたら早急に治療を受けましょう。
歯周病に関するお悩みは、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。
当院では、日本歯周病学会認定医である院長が、基本治療をはじめとした適切な治療方法で歯周病の改善に努めます。
関連ページ:認定医 院長 西について
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