歯の痛み

2025.02.07

銀歯を白くしたい場合の対処方法とは?具体的な治療方法や保険適用の可否について解説

銀歯を白くしたい場合の対処方法とは?具体的な治療方法や保険適用の可否について解説

むし歯を治療した際に作製される金属製の詰め物や被せ物を「銀歯」といいます。

歯を保護する役割を持ちますが、悪目立ちすることから「天然歯と同じように白くしたい」と希望する方が少なくありません。

今回は、銀歯を白くしたい場合の対処方法をご紹介します。

具体的な治療方法や、健康保険が適用されるのか否かについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

目次

 

銀歯を白くする治療方法

銀歯を白くする治療方法

金属製の銀歯は、その名の通り銀色であるため、天然歯と比べると目立ってしまいます。

銀歯を白くするには、どのような治療方法が有効なのでしょうか。

保険診療と自由診療の2種類の方法をご紹介します。

保険診療

①コンポジットレジン

合成樹脂にセラミック粒子を混ぜて作られたプラスチック素材を「コンポジットレジン」といいます。

むし歯の範囲が狭い場合に採用されることが多い方法で、治療箇所に素材を流し入れて詰めた後、照射器で光をあてて固めます。

プラスチックにセラミック粒子を混ぜ込むことで、単に白くなるというだけでなく、天然歯に近い自然な白さを再現できるという点が魅力です。

健康保険が適用されることから治療費は抑えられますが、あくまでプラスチック素材であるため、経年劣化によって変色が起こる可能性があります。

また、強い力が加わると割れたり、欠けたりする可能性があるという点には注意が必要です。

②硬質レジン前装冠

金属にレジンと呼ばれる合成樹脂を貼り付けた被せ物を「硬質レジン前装冠」といいます。

表面は白色のプラスチックで覆われていますが、内側は金属素材が採用されているため、自然な見た目と高い強度を持ち合わせているという点が特徴です。

健康保険が適用されますが、範囲は前歯から数えて3本目まで(犬歯まで)と決まっています。

また、プラスチック素材は歯を白く見せてくれる一方、汚れが付着しやすいという特徴を持つため、経年劣化で変色する可能性があります。

③CAD/CAM冠・CAD/CAMインレー

セラミック(陶器)とレジンを組み合わせて作製される被せ物・詰め物を「CAD/CAM冠・CAD/CAMインレー」といいます。

患者様の歯型をコンピューターにデータ入力し、ハイブリッドセラミックを削り出して作製されます。

歯科技工士ではなくコンピューターが自動的に作製するため、費用を節約できるという点はメリットだといえるでしょう。

基本的に金属アレルギーをお持ちの方は、すべての歯の治療に健康保険が適用されますが、そうでない場合は適用できる歯に制限が設けられています。

健康保険が適用されるか否か知りたいという方は、歯科医院へご相談ください。

自由診療

①オールセラミック

レジンを使用せず、セラミックだけで作られた素材を「オールセラミック」といいます。

セラミックは陶器と同じ素材であるため、単に白いというだけでなく、天然歯に近い透明感や色合いを再現できるという点が大きなメリットです。

また、汚れが付着しにくいという特性を持つことから、劣化が起こりにくいという点も魅力だといえるでしょう。

健康保険が適用されないため治療費は高額になりますが、審美性の高さと長持ちするという点から人気を集めています。

②ジルコニア

人工ダイヤモンドと呼ばれるほど高い強度を持つ素材を「ジルコニア」といいます。

金属は使用されていませんが、ジルコニア自体が強度に優れているため、奥歯のような強い負荷がかかる歯の治療にも適用できるという点が大きなメリットです。

オールセラミックには劣るものの、ジルコニアもセラミックの一種であるため、天然歯に近い見た目を再現できるという点も魅力だといえるでしょう。

健康保険が適用されず治療費は高額になりますが、劣化や変色が起こりにくく、長期間に渡って使用できます。

③メタルボンド

金属のフレームにセラミックをコーティングした被せ物を「メタルボンド」といいます。

内側に金属、外側にセラミックが採用されているため、金属の強度と陶器の美しさの両方を持ち合わせているという点が特徴です。

機能性と審美性に優れた素材ではありますが、金属が使用されていることからアレルギーをお持ちの方には適用できません。

また、金属の影響で歯茎が黒ずむ可能性があるという点には、注意が必要です。

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銀歯を白くする場合の費用相場

銀歯を白くする場合の費用相場

天然歯と比較しても違和感のない色合いの歯にするには、どの程度の費用がかかるのでしょうか。

相場をご紹介します。

保険診療

治療する歯の本数や歯科医院によって費用は異なりますが、保険診療で銀歯を白くしたい場合にかかる歯1本あたりの治療費の目安は、以下の通りです。

  • ・コンポジットレジン:1~2千円程度
  • ・硬質レジン前装冠:5〜8千円程度
  • ・CAD/CAM冠:6千円程度
  • ・CAD/CAMインレー:5千円程度

保険診療の場合は、治療費全体の3割を自己負担することになります。

1万円以内で銀歯を白くできるケースが多いものの、仕上がりは自由診療の素材とは異なるため、費用の安さだけで治療方法を選択することは避けましょう。

自由診療

保険診療と同様、患者様の歯の状態や歯科医院によって、銀歯を白くする場合の治療費は異なります。

歯1本あたりの治療費の目安は、以下の通りです。

  • ・オールセラミック:8〜20万円程度
  • ・ジルコニア:10〜20万円程度
  • ・メタルボンド:8万〜18万円程度

保険診療と比較すると費用は高額になりますが、審美性や強度に優れ、長持ちするという点を踏まえると、自由診療の方がお得だという考え方もあります。

保険診療と自由診療、双方のメリットとデメリットをよく比較した上で、最適な治療方法を選択してください。

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銀歯を白くした後の注意点

銀歯を白くした後の注意点

せっかく銀歯を白くしたのなら、少しでも長持ちさせたいものです。

銀歯を白くした後には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

日々の生活の中で気を付けたいポイントをいくつかご紹介します。

治療した歯に負担をかけない

歯科医院で治療を受けた直後は、被せ物や詰め物が安定していません。

治療当日は、歯に負担がかからないように注意しましょう。

歯に負担がかかる硬い食べ物は避けて、おかゆやヨーグルトのように柔らかい食べ物を口にしてください。

硬い食べ物を口にすると、被せ物や詰め物が外れてしまう可能性があるため、治療を受ける前に食事を済ませておくことをおすすめします。

飲食後はデンタルケアを行う

自由診療を選択した場合は、汚れが付着しにくい素材を選択することも可能ですが、白い歯を長持ちさせたい場合にはデンタルケアを行いましょう。

特に、ワインやカレー、コーヒーなどの色素沈着を起こしやすい飲食物を口にした後は、ケアを忘れないように注意してください。

デンタルケアは、歯の美しさだけでなく健康を守ることにもつながります。

むし歯や歯周病を予防するためにも、毎日のケアを徹底しましょう。

研磨剤が含まれる歯磨き粉は使用しない

歯の汚れやプラーク(歯垢)を落とすことができる研磨剤ですが、被せ物や詰め物を入れた歯に使用すると、表面が傷付いてしまう可能性があります。

研磨剤入りの歯磨き粉はホワイトニング効果をうたった製品に多いので、銀歯を白くした後には使用を避けましょう。

ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用したい場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談してください。

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銀歯を白くしたい方はティコニーデンタルオフィスへ

むし歯治療で入れられるケースが多い銀歯ですが、見た目が気になるという方は少なくありません。

銀歯がコンプレックスになっているという方は、白くする治療を受けましょう。

セラミックをはじめとした銀歯を白くする治療を希望する方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

当院の院長が、診察を行った上で患者様に最適な治療方法をご提案いたします。

セラミックの具体的な治療方法について知りたい、費用がいくらかかるのか知りたいという方も、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。

【カウンセリングのご予約はこちら】

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