歯の痛み

2025.02.07

歯周病になりやすい人には特徴がある?すぐに実践できる予防方法と併せて解説

歯周病になりやすい人には特徴がある?すぐに実践できる予防方法と併せて解説

国内でも発症する方が多い口腔内トラブルが、「歯周病」です。

歯周病になりやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。

また、発症を防ぐ方法はないのでしょうか。

今回は、歯周病になりやすい人の特徴をご紹介します。

歯周病の予防方法もご紹介しますので、健康な歯を長く維持したいという方は、ぜひご一読ください。

 

目次

 

歯周病とは?

歯周病とは?

歯周病菌によって歯茎に炎症が起こる疾患を「歯周病」といいます。

初期であれば歯茎に赤みや軽い痛みが現れる程度ですが、進行すると歯茎だけでなく、歯槽骨(歯を支えている骨)や顎の骨にも悪い影響を及ぼします。

重症化すると、歯茎から血や膿が出たり、最終的には歯がグラついて抜け落ちてしまったりするでしょう。

初期には自覚症状に乏しく、気付いたときには進行していたということも珍しくありません。

自然治癒は期待できない疾患なので、発症しないように十分に注意してください。

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歯周病になりやすい人の特徴

歯周病になりやすい人の特徴

一度発症してしまうと、完治が難しいのが歯周病です。

健康な歯を維持するためにも、発症しやすい人の特徴を押さえておきましょう。

具体的な特徴をいくつかご紹介します。

①口腔内のケアが不十分

口腔内のケアが不十分だと、プラークと呼ばれる歯垢や歯石が歯に付着してしまいます。

歯周病菌はプラークの中で繁殖するため、デンタルケアが十分にできていない人は、歯周病を発症しやすいといえるでしょう。

口腔内のケアを怠ると、歯周病だけでなく、むし歯を発症する原因にもなります。

特に口腔内が乾燥しやすい就寝中は歯周病菌の活動が活発になるので、就寝前には入念にデンタルケアを行ってください。

②歯並びが悪い

入念にデンタルケアを行っていても、磨き残しが発生してしまうことは珍しくありません。

特に歯並びが悪く、歯が重なり合ったり、歯列がガタガタと乱れていたりすると、歯ブラシの毛先が届きにくくなってしまいます。

歯並びが悪い人は歯周病を発症するリスクが高いので、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも併用してデンタルケアを徹底しましょう。

日頃からケアを行うことも大切ですが、定期的に歯科医院で検診を受けることをおすすめします。

③喫煙の習慣がある

タバコに含まれる一酸化炭素やニコチンは、血行不良や免疫力の低下を引き起こします。

歯茎に酸素や栄養が十分に行き届かなくなり、歯周病菌に対抗できなくなってしまうので、喫煙習慣がある人は歯周病が進行しやすいといえるでしょう。

タバコを吸うと唾液の分泌が抑えられて、歯にプラークや歯石が付着しやすくなります。

歯周病だけでなくむし歯を発症するリスクも高まってしまうので、口腔内の健康を維持したいという人は、禁煙を目指しましょう。

④口呼吸をしている

喫煙と同様に、呼吸を行っている人は、口腔内が乾燥しやすいため歯周病になりやすいといえます。

唾液には口腔内の乾燥を防ぐ他にも、湿度を保って細菌の繁殖を抑制する働きがあります。

慢性的に鼻づまりが起こっている人は歯周病やむし歯を発症しやすくなるので、鼻呼吸ができるように治療を受けましょう。

日常生活の中で鼻呼吸を意識したり、加湿器を使用して乾燥を防いだりと、対策が必要です。

⑤歯ぎしり・食い縛りをしている

デンタルケアを徹底していても、歯ぎしりや食い縛りをする癖があると、歯周病を発症しやすくなります。

歯ぎしりや食い縛りをする人は、歯や歯茎にダメージが蓄積されて、歯茎が下がったり、顎の骨が吸収されたりします。

歯周病を発症しやすくなる上に、発症すれば進行も早くなってしまうので、歯ぎしりや食い縛りをする癖があるという方は改善を目指しましょう。

就寝中の歯ぎしりについてはマウスピースで歯を保護できるので、歯科医院へご相談ください。

⑥糖尿病にかかっている

意外に思われるかもしれませんが、実は糖尿病は歯周病とかかわりが深い疾患です。

糖尿病に罹患すると全身の免疫力が低下するため、歯周病を発症しやすくなるといわれています。

また、血糖値が高くなると唾液の分泌量が低下することから、口腔内が乾燥して歯周病を発症しやすくなります。

糖尿病を抱えている人は、日頃から入念にデンタルケアを行うよう心がけましょう。

高血糖状態が続くと、血流が悪化して歯の組織を修復することも難しくなるため、歯周病の発症を予防することが大切です。

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歯周病の予防方法

歯周病の予防方法

歯周病は自然治癒が期待できないため、予防方法を知って対策しておくことが大切です。

最後に、歯周病の予防方法をご紹介します。

セルフケアを徹底する

口腔内には常に細菌が存在していますが、プラークや歯石があると繁殖しやすくなります。

磨き残しは歯周病の発症リスクを高めるので、予防したい場合にはセルフケアを徹底すると良いでしょう。

歯の表面を磨くことはもちろん、歯間や歯と歯茎の間などの汚れを丁寧に除去します。

歯ブラシの毛先が届きにくい場合は、歯間ブラシやデンタルフロスを併用して、隅々まで丁寧にケアを行ってください。

外出先で口腔内のケアが難しい場合は、うがいだけでも行いましょう。

禁煙する

喫煙は血流を悪化させ、体の免疫力を低下させます。

また、タバコの煙に含まれる有害物質は、歯周病菌の増殖を促進します。

歯周病だけでなく、むし歯や全身疾患を引き起こす原因にもなるので、禁煙を心がけましょう。

いきなり禁煙を行うのは難しいという人は、タバコの本数を減らしてみたり、禁煙外来へ相談したりしてください。

糖尿病の治療を受ける

糖尿病を発症すると高血糖状態が続き、歯周組織の炎症が悪化してしまいます。

また、炎症が起こった歯周組織を回復する力も弱まってしまいます。

糖尿病を罹患した人は、定期的に血糖値をチェックして治療に注力しましょう。

糖尿病の治療では、食事療法や運動療法、薬物療法を組み合わせて、血糖のコントロールが行われます。

病院から指導があるので、医師や看護師の指導に従って症状の改善を目指しましょう。

歯科医院で定期検診を受ける

どんなにセルフケアを徹底していても、取り除けない汚れもあります。

歯石は歯ブラシでは落としにくく、歯科医院でスケーリングやルートプレーニングといった専門的なクリーニング方法で落とす必要があります。

3~6ヵ月に1回を目安に、歯科医院で定期検診を受けましょう。

歯のクリーニングを受けられるだけでなく、歯科医院では、歯周病やむし歯を発症していないかチェックしてもらったり、ブラッシングの指導を受けられたりします。

口腔内で気になる症状があれば、定期健診の際に歯科医師へ相談してください。

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歯周病に関するご相談はティコニーデンタルオフィスへ

日頃の生活習慣や歯並び、癖などの様々な原因によって、歯周病になりやすい人となりにくい人に分かれます。

歯周病になりやすい人の特徴にあてはまっていたという人は、一つずつ改善を目指しましょう。

歯周病をはじめとした口腔内トラブルに関するお悩みは、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

当院では、日本歯周病学会認定医である院長が、基本治療をはじめとした適切な治療方法で歯周病の改善に努めます。

関連ページ:認定医 院長 西について 

歯周病を発症していないか診てほしい、具体的な治療方法を知りたいなど、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。

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