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2025.02.12

むし歯があっても歯列矯正は受けられる?治療中にむし歯になった場合の対処方法と併せて解説

むし歯があっても歯列矯正は受けられる?治療中にむし歯になった場合の対処方法と併せて解説

歯並びを整えるために歯列矯正を検討しているものの、むし歯が見つかったという方もいるでしょう。

むし歯がある状態で、歯の矯正を行うことは可能なのでしょうか。また、問題はないのでしょうか。

今回は、むし歯がある場合の歯列矯正への影響について解説します。

むし歯がある状態での治療の可否や、治療中にむし歯が見つかった場合の対処方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

目次

 

むし歯があっても歯の矯正はできる?

むし歯があっても歯の矯正はできる?

事前にむし歯が見つかった場合、歯列矯正を行うことは可能なのでしょうか。

治療を受けられるケースと、受けられないケースの両方をご紹介します。

初期のむし歯なら歯列矯正できる

むし歯には、進行度合いによって「CO」から「C4」まで、5つの段階があります。

歯の表面を覆うエナメル質に変化は見られるものの、まだ歯に穴も開いてない初期の段階(CO)であれば、歯列矯正を行うことが可能です。

丁寧に口腔内をケアするだけで改善が期待できるため、特別な治療を行う必要はありません。

むし歯が進行しないように注意さえしていれば、歯列矯正を行っても問題ないといえるでしょう。

むし歯の進行度合いがわからない、そもそもむし歯があるかわからないという方は、矯正治療を受ける前に歯科医師に診てもらってください。

進行している場合はむし歯の治療を優先

初期のCOにあたる段階から進行して、歯に穴が開くほど悪化している場合は、矯正治療は行わずにむし歯の改善が優先されます。

歯列矯正を行うとさらに進行してしまう懸念がある上に、むし歯治療を行うと歯の形状が変わってしまう可能性があるからです。

矯正治療の計画を作成した後に歯を削る・抜歯するといった処置を行うと、歯並びが大きく変化して、一から計画を練り直さなければならないケースもあります。

むし歯が進行している場合は歯列矯正を行えなくなるので、早急に改善を目指しましょう。

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歯列矯正中にむし歯が見つかった場合の対処方法

矯正治療を受ける前ではなく、治療を受けている最中にむし歯が見つかった場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか。

具体的な対処方法をご紹介します。

マウスピース矯正(インビザライン)の場合

透明なマウスピース型の装置を使用して歯並びを整える方法を「マウスピース矯正(インビザライン)」といいます。

治療計画に合わせて複数のマウスピースを作製し、交換することで徐々に歯を動かすという方法です。

マウスピース矯正では装置の取り外しが可能であるため、むし歯を発症しても両方の治療を並行して行うことが可能です。

ただし、むし歯が進行して、広範囲に渡って歯の形状や歯並びが変わってしまった場合は、マウスピースの作り直しが必要となるケースもあるでしょう。

その場合はむし歯の治療を優先し、完治してから改めて矯正治療を再開します。

ワイヤー矯正の場合

歯の表面にブラケットと呼ばれる金具を取り付けてワイヤーを固定し、歯並びを整える方法を「ワイヤー矯正」といいます。

一度ワイヤーを固定してしまうと、歯科医院にお願いしなければ取り外すことができません。

むし歯の位置や進行度合いによっては装置を外さずに済むケースもありますが、基本的にむし歯が見つかった場合は、一時的に装置を取り外して治療を行います。

むし歯の治療が終われば歯列矯正を再開できますが、歯の形状や歯並びが大きく変わってしまった場合には、マウスピース矯正同様に装置を作り直さなければなりません。

ワイヤー矯正はマウスピース矯正と比較すると、むし歯になるリスクが高いといえるので、口腔内のケアを怠らないように注意してください。

歯列矯正中にむし歯を発症する原因

歯列矯正中にむし歯を発症する原因

人によって異なりますが、一般的に歯列矯正を行っている期間中は、むし歯を発症するリスクが高まります。

むし歯を発症しやすくなる原因は、一体何なのでしょうか。

詳しく解説します。

セルフケアが難しい

矯正治療期間中にむし歯を発症しやすくなる原因には、セルフケアが難しいという理由が挙げられます。

ワイヤー矯正では装置が歯に固定されてしまうため、ブラケットやワイヤーが邪魔となって、歯ブラシの毛が届きにくくなってしまいます。

加えて汚れやプラーク(歯垢)が溜まりやすくなるため、むし歯を発症する可能性が高いといえるでしょう。

矯正治療期間中は、ヘッドが小さい歯ブラシや歯間ブラシを活用して、むし歯を発症しないように注意してください。

歯が唾液に触れにくい

装置を取り外せるマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比較するとセルフケアを行いやすいというメリットがあります。

しかし、長時間装置を装着していると、唾液が歯に触れにくくなるという点には注意が必要です。

唾液には、口腔内の乾燥を防ぐだけでなく、細菌や汚れを洗い流す自浄作用もあります。

そのため、マウスピースで歯を覆ってしまうと唾液が歯に触れにくくなり、むし歯を発症するリスクが高まってしまうのです。

装置は長時間装着する必要がありますが、食事を行った後には丁寧に口腔内をケアするよう心がけましょう。

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歯列矯正中にむし歯を予防する方法

歯列矯正中にむし歯を予防する方法

むし歯を発症してしまうと、矯正治療を進めることが難しくなります。

むし歯を発症しないためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

最後に、むし歯を予防する具体的な方法をご紹介します。

①セルフケアを徹底する

むし歯を発症するリスクが高まる矯正治療期間中は、普段よりも丁寧にセルフケアを行うことが大切です。

毛先が細い歯ブラシや歯間ブラシだけでなく、殺菌作用のあるマウスウォッシュも活用しましょう。

また、アイテムにこだわることも大切ですが、正しいケア方法も把握しておく必要があります。

セルフケアが上手くいかない、正しい方法がわからないという方は、歯科医院で指導を受けると良いでしょう。

間違った方法でケアを行うと装置を破損してしまうこともあるので、事前に正しいケア方法を学んでおいてください。

②矯正器具を清潔に保つ

口腔内だけでなく、矯正装置を清潔に保つことで、むし歯の発症リスクを低下させることが可能です。

マウスピース矯正を行う場合は、装置を外した際に水洗いして汚れを除去しましょう。

抗菌作用や消臭作用を持つ成分が配合されたマウスピース専用の洗浄剤を使用することで、装置を清潔に保てます。

汚れが気になる場合は、マウスピースを歯ブラシで軽く擦ってください。

力を入れて擦ると、変形したり、破損したりする可能性があるので、丁寧に扱うことが大切です。

③食生活や食習慣を見直す

むし歯を予防するためには、ケア方法だけでなく、食生活や食習慣も見直す必要があります。

むし歯の原因となるむし歯菌は、糖分をエサに繁殖するという特徴があります。

そのため、糖分が多く含まれるお菓子やジュースなどの甘い飲食物をダラダラと摂取してしまうと、むし歯を発症しやすくなるでしょう。

甘い飲食物を摂取することは避けて、口にした際にはすぐに口腔内のケアを行ってください。

④歯科医院で定期検診を受ける

どんなに丁寧にセルフケアを行っていても、磨き残しが発生してしまいます。

むし歯の発生を防ぐためにも、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。

歯科医院では、専用の器具を使用して歯のクリーニングを行います。

セルフケアでは落としきれない汚れやプラークも除去できるので、むし歯の発症を抑制できるでしょう。

また、ケア方法の指導も行っているので、歯を磨きにくいといった悩みを抱えている方は、定期健診の際に歯科医院へご相談ください。

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歯列矯正はティコニーデンタルオフィスへお任せください

歯並びが乱れていると、審美性に劣るだけでなく、機能面でも問題が生じます。

歯列矯正を希望している方は、歯を健康な状態に整えた上で、むし歯の発症に注意しながら治療を受けましょう。

インビザラインをはじめとした矯正治療に興味があるという方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

当院の院長が、患者様のご希望に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

インビザラインの治療方法が知りたい、費用について知りたいという方も、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。

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