歯の痛み

2025.04.08

歯茎の中の歯石は取れる?歯石を放置するリスクや除去方法について解説

歯茎の中の歯石は取れる?歯石を放置するリスクや除去方法について解説

十分にケアが行き届いていないと、歯に歯垢(プラーク)や歯石が付着してしまいます。

歯の表面だけでなく、歯茎の中にまで歯石が付着して、簡単には除去できなくなってしまうこともあります。

歯や歯茎に付着した歯石は、どのような方法で除去すれば良いのでしょうか。

また、放置しても良いものなのでしょうか。

今回は、歯石ができる原因や放置するリスクについて解説します。

歯科医院が行っている除去方法や、歯への付着を防ぐ方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

 

歯茎の中に歯石ができる原因

歯茎の中に歯石ができる原因

歯茎の中の歯石は、歯垢(しこう)がミネラルを吸収して硬化することで発生します。

「プラーク」とも呼ばれる歯垢は、食べ物の残りカスや唾液の成分、細菌が混ざり合ったもので、粘り気があり、歯の表面や歯茎の中(歯周ポケット)に付着しやすいという特徴があります。

歯茎の中に付着した歯垢を除去できずにいると、固まって歯石に変化するのです。

柔らかい歯垢のうちであればセルフケアで除去することも可能ですが、硬い歯石になってしまうと除去が難しくなってしまいます。

歯が汚れていると気付いたら、放置せずに歯科医院を受診して除去してもらいましょう。

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歯石を放置するリスク

歯や歯茎の中に付着した歯石を放置すると、見た目が悪くなるというだけでなく、様々なトラブルを引き起こします。

放置していると、どのようなリスクが想定されるのでしょうか。

詳しく解説します。

①むし歯や歯周病を発症する

口腔内には常に細菌が存在していますが、歯垢や歯石が溜まると繁殖が起こり、むし歯や歯周病を発症するリスクが高まります。

むし歯や歯周病は、発症直後には目立った症状は現れにくい病気です。

特に歯周病は初期症状に乏しい病気なので、歯茎が腫れている、歯磨きを行うと出血しやすくなったという方は、痛みがなくとも歯科医院を受診しましょう。

歯茎の中にまで歯石が蓄積されると歯周病の進行が促進されてしまうので、歯周病の発症に気付いたら、早急に歯科医院を受診することが大切です。

②口臭が強くなる

歯茎の中に歯垢や歯石が付着して細菌が繁殖すると、むし歯や歯周病だけでなく、強い口臭が発生することがあります。

歯に歯垢が付着すると表面がザラザラしてさらに汚れが溜まりやすくなり、やがて歯石に変化します。

むし歯菌や歯周病菌は口腔内の汚れをエサに繁殖しますが、その際にガスを発生させるため、強い口臭につながるのです。

また、歯周病を発症して進行すると、歯茎から血や膿が出るようになり、口臭が発生することもあります。

セルフケアに注意していても口臭が気になるという方は、一度歯科医院を受診して原因を調べてもらいましょう。

③歯茎が下がる(歯肉退縮)

歯石が蓄積して歯茎が炎症を起こすと、歯茎が下がる「歯肉退縮(しにくたいしゅく)」が起こることがあります。

見た目が悪くなるという問題もありますが、歯茎が下がって歯の根元が露出してしまうと、知覚過敏の症状が起こることもあります。

また、むし歯菌にも感染しやすくなってしまうので、「歯周ポケットが深くなった」、「歯が長く見える」と気付いたら、歯肉退縮を疑いましょう。

歯科医院を受診して、むし歯や歯周病を発症していないかチェックしてもらうことが大切です。

歯科医院が行っている歯石除去方法

歯科医院が行っている歯石除去方法

歯に付着した歯石は、ブラッシングでは除去することが難しいです。

しかし、歯科医院を受診すれば、歯茎の中までしっかりと除去してもらえます。

歯科医院が行っている除去方法をいくつかご紹介します。

スケーリング

歯の表面や歯茎の上の部分などに付着している歯石を除去する場合は、「スケーリング」という方法がとられます。

スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用して除去するという方法で、歯周病の治療でも同様の処置が行われます。

人によって異なりますが、1~2回程度で治療が完了するでしょう。

歯石除去の施術には健康保険が適用されるので、歯の健康を維持するためにも、定期的にスケーリングを受けることをおすすめします。

SRP(スケーリングルートプレーニング)

歯茎の中に歯石が付着している場合は、「SRP(スケーリングルートプレーニング)」と呼ばれる方法で除去を行います。

スケーリングの後の検査で、さらに治療が必要だと判断された場合にとられる方法で、専用の器具を使用して歯茎の中の歯石を除去した後、汚れが付きにくくなるように歯の表面(歯の根元)を滑らかにする処置が行われます。

人によって異なりますが、5~6回程度施術を繰り返すことで完全に除去できるでしょう。

基本的に麻酔は使用しませんが、歯周病が進行している場合は、麻酔を用いて施術が行われることもあります。

歯周外科手術

歯周ポケットの奥深くに歯石が大量に蓄積している場合は、歯周外科手術が行われます。

SRPで使用した器具では歯茎の奥深くまで届かない場合にとられる方法で、麻酔を施した後、歯茎を切開して除去を行います。

重度の歯周病や歯槽膿漏を発症している場合にも、同様の方法がとられるケースがほとんどです。

歯茎の炎症や歯石の蓄積を放置していると、歯周外科手術でも対応できず、抜歯が必要となることもあります。

また、歯周病菌が顎の骨まで達すると全身疾患を引き起こすこともあるので、定期的に歯科医院を受診して歯のクリーニングを行ってもらいましょう。

予防歯科

歯石の付着を防ぐ方法

歯石の付着を防ぐ方法

どんなに注意していても、日常生活の中で自然に汚れが溜まってしまいます。

歯石を予防して歯の健康を守るためには、どうすれば良いのでしょうか。

最後に、歯石の付着を防ぐ方法をいくつかご紹介します。

セルフケアを徹底する

食べカスのような汚れが口腔内に残ったままだと、歯垢や歯石が発生しやすくなってしまうので、食事の後にはしっかりとセルフケアを行いましょう。

正しい方法でブラッシングを行うことも大切ですが、歯の表面だけでなく、歯間や歯と歯茎の間もケアが必要です。

歯ブラシの毛先が届きにくい部分には、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、丁寧にケアを行ってください。

生活習慣を改善する

糖分が多く含まれる食べ物や飲み物を頻繁に摂取していると、口腔内に汚れが溜まりやすくなります。

また、喫煙を行うと口腔内が乾燥して細菌が繁殖しやすくなり、歯周病を引き起こす原因となります。

歯垢や歯石の発生を抑えたいという方は、食事の内容に注意したり、禁煙を目指したりすることが大切です。

栄養バランスの良い食事や良質な睡眠をとって、歯はもちろん、体そのものの健康を維持しましょう。

歯科医院で定期検診を受ける

どんなに入念にセルフケアを行っていても、磨き残しが発生してしまいます。

歯石の発生を防ぎたいという方は、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

歯科医院では、専用の器具を用いて歯間や歯と歯茎の間まで、丁寧に汚れを除去してもらえます。

口腔内でトラブルが発生していないかチェックもしてもらえるので、半年に1回を目安に定期検診を受けましょう。

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歯石除去を希望する方はティコニーデンタルオフィスへご相談ください

歯に付着した汚れを放置していると、見た目が悪くなるだけでなく、むし歯や歯周病を発症する原因になります。

審美性だけでなく歯の健康を守りたいという方は、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。

歯周病にお悩みの方やスケーリングを希望する方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

当院では、日本歯周病学会認定医である院長が、基本治療をはじめとした適切な治療方法で歯周病の改善に努めます。

関連ページ:認定医 院長 西について 

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