歯の痛み

2025.04.22

歯周病で口臭が強くなる?臭いの原因や特徴、対処方法やセルフチェック方法をご紹介

歯周病で口臭が強くなる?臭いの原因や特徴、対処方法やセルフチェック方法をご紹介

歯茎に炎症が起こり、痛みや血が出るという点が歯周病の特徴ですが、実は口臭とも深いかかわりがあります。

口臭が強くなっている気がする、家族から指摘されたという方は、歯周病を疑いましょう。

今回は、歯周病と口臭のかかわりについて解説します。

口臭が発生する原因や臭いの特徴、セルフチェック方法や予防方法もご紹介しますので、ぜひご一読ください。

目次

 

歯周病で口臭が発生する原因

歯周病で口臭が発生する原因

なぜ歯周病を発症すると、口臭が発生したり、強くなったりするのでしょうか。

初めに、歯周病が原因で口臭が発生する主な理由をご紹介します。

歯周病菌

歯周病を発症すると、歯周病菌がエサとなる食べかすを分解してガスを発生させます。

食べ物が腐敗しているかのような特徴的な臭いがあり、このガスが嫌な口臭を発生させる原因の一つです。

歯周病菌が発生させるガスには、「メチルメルカプタン」や「硫化水素」、「ジメルサルファイド」などいくつか種類がありますが、これらが混ざり合うことによって、さらに口臭が強くなります。

歯周病が軽度の段階であってもガスが発生するので、発症に気付いたら早急に歯科医院を受診しましょう。

歯槽膿漏

歯周病が「歯槽膿漏」の段階まで進行すると、歯の根元に膿が溜まったり、歯茎から血が出たりします。

歯周病菌が発するガスに加えて膿や血まで出ると、口臭がより強くなります。

歯槽膿漏は歯周病の最終段階にあたるため、歯や歯茎の健康状態がかなり悪化していると考えられるでしょう。

顎の骨が溶けてしまったり、歯が抜け落ちてしまったりする可能性があるので、早急に歯科医院を受診してください。

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歯周病で発生する臭いの特徴

口臭にはさまざまな臭いがありますが、歯周病が原因である場合はどのような臭いがするのでしょうか。

具体的な特徴を3つご紹介します。

①腐敗した卵のような臭い

歯周病菌が発生させるガスの一つ「硫化水素」には、腐った卵のような臭いがするという特徴があります。

揮発性硫黄化合物の一種である硫化水素は、歯垢(プラーク)だけでなく、舌の表面に付着する「舌苔」からも発生します。

舌苔は、ブラッシングが不十分であったり、口腔内が乾燥していたりすると発生しやすいです。

舌の表面が白色や黄色の苔に覆われていると口臭が強くなるので、歯や歯茎だけでなく、舌のケアにも注力しましょう。

②腐敗した玉ねぎのような臭い

「メチルメルカプタン」という揮発性硫黄化合物もまた、強い口臭を発生させる原因の一つです。

腐敗した玉ねぎのような嫌な臭いを発するメチルメルカプタンは、毒性が強く、歯周病の進行を促進するという特徴もあります。

放置していると歯周病が悪化してしまうので、腐った玉ねぎのような口臭がすると気付いたら、早急に歯科医院を受診しましょう。

歯周病は自然治癒が期待できない病気であるため、なるべく早い段階で適切な治療を受けることが大切です。

③生ゴミのような臭い

歯周病が発するガスの一つである「ジメチルサルファイド」が発生すると、生ゴミのような臭いがします。

人によっては、生ゴミというほど強い臭いはせず、少し生臭い程度に留まることもあるでしょう。

また、ジメチルサルファイドは海藻にも含まれる成分であることから、磯の香りを感じることもあります。

揮発性硫黄化合物であるジメチルサルファイドは、歯周病だけでなく、消化器系や肝臓の疾患でも発生します。

口臭が生臭いと気付いたら、歯周病だけでなく、全身疾患を発症している可能性も疑いましょう。

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歯周病による口臭のセルフチェック方法

歯周病による口臭のセルフチェック方法

自分では口臭があるのかわからないという方は、以下の方法でチェックしてみてください。

  • ・コップやビニール袋に息を吹きかけて臭いを嗅ぐ
  • ・指先やティッシュに唾液をつけて臭いを嗅ぐ
  • ・口臭チェッカーを使用する

口腔内が健康な状態であれば、息や唾液の臭いを嗅いでも不快な思いはしません。

市販されている口臭チェッカーを使用しても良いですが、より精度の高い方法でチェックしたいという方は、歯科医院を受診しましょう。

歯科医院を受診すると、口臭の有無だけでなく、口腔内の健康状態もチェックしてもらえます。

口臭への対処方法と予防方法

口臭への対処方法と予防方法

口臭が気になると、人前に出たり、人とコミュニケーションを取ったりすることが苦痛になってしまいます。

最後に、口臭への対処方法と予防方法をご紹介します。

セルフケアを徹底する

口臭を防ぐためには、歯周病を発症しないようにセルフケアを徹底することが大切です。

食事の後や就寝前には、丁寧にセルフケアを行いましょう。

歯ブラシを使用して歯を磨くことはもちろん、歯間や歯と歯茎の間のケアも忘れてはいけません。

歯周病菌のエサとなる食べかすや歯垢は、歯周ポケット(歯茎の間)にも入り込みます。

歯間ブラシやデンタルフロス、マウスウォッシュといったアイテムも併用して、口腔内の汚れを除去しましょう。

歯周病予防の歯磨き粉を使用する

市販の歯磨き粉の中には、歯周病予防が期待できる薬効成分が配合されたアイテムも存在します。

歯周病を治すことはできませんが、歯周病菌の動きを抑制できます。

マウスウォッシュにも薬効成分が含まれるアイテムがあるので、歯磨き粉と併せて使用すると良いでしょう。

どのような製品を購入すれば良いのかわからない、正しい使用方法がわからないという方は、歯科医院に相談してください。

歯科医院でも、歯周病予防が期待できるアイテムが販売されている可能性があります。

また、正しい使用方法も指導してもらえるので、定期健診の際に相談しましょう。

歯科医院で定期検診を受ける

丁寧にセルフケアを行っていても、歯周病を完全に防ぐことは難しいといえます。

気付かないうちに磨き残しが発生していることもあるので、歯科医院で定期的に検診を受けましょう。

定期検診を受けると、口腔内トラブルの有無をチェックしてもらえます。

また、専用の器具を用いて歯垢や歯石を除去したり、ブラッシングの指導を受けたりすることも可能です。

自力で歯の健康状態をチェックすることは難しいので、信頼できる歯科医院を探して、3~6ヵ月に1回を目安に受診しましょう。

歯周病の治療を受ける

歯周病は症状が治まったと思っても、繰り返し発症する病気です。

軽度の状態であればセルフケアのみで改善が期待できますが、進行すると歯科医院で治療を受けなければ改善が期待できません。

歯周病の発症に気付いたら、放置せずに歯科医院を受診しましょう。

早期の段階であれば、専用の器具で歯垢や歯石を除去する「スケーリング」のような痛みの少ない治療で完治が目指せます。

重症化すると、外科手術や再生治療を受けなければ改善できなくなってしまうので、早めに対処することが大切です。

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口臭にお悩みの方はティコニーデンタルオフィスへご相談ください

痛みや出血、口臭などを発生させる歯周病は、放置していると最終的に歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。

歯周病を発症している可能性に気付いたら、歯科医院で適切な治療を受けましょう。

歯周病にお悩みの方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

当院では、日本歯周病学会認定医である院長が、基本治療をはじめとした適切な治療方法で歯周病の改善に努めます。

関連ページ:認定医 院長 西について

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