毎日歯磨きしていても時々、もしくは毎回歯茎から出血している・・・そんな事ありませんか?
“歯磨きして歯茎から出血している“それ、大丈夫じゃありません!!
歯茎からの出血は、炎症が出ているサインです!健康な人の歯茎(歯肉)からは出血はほとんどありません。
初期症状の歯肉炎のサインである歯茎(歯肉)からの出血は見逃せません。
歯肉炎は、正しいブラッシング方法を学び、習得することで治すことができます。
クリニックへ来られる患者さんはこう言われます。
「歯磨き頑張っています」
確かに頑張って頂いているかと思いますが、しかし、歯磨きをしているのと、歯磨きができているのは全くの別物です。
知らず知らずのうちに自己流の歯磨き方法をしてしまっていて、歯垢(プラーク)除去ができていないのも事実です。
また、強すぎるブラッシングも歯茎を傷つけて出血させている可能性もあります。
歯周炎へとなると治癒は難しくなります。
歯肉炎について
疲労やストレス、崩れた食生活などで体の免疫機能が低下した時、歯周病源菌は活発化し歯の周り(歯周組織)に炎症が起きてしまいます。
その炎症が歯茎(歯肉)だけにとどまっているのを“歯肉炎“といい、さらにその炎症が歯を支えている骨など歯周組織にまで広がると歯周炎から”歯周病“へと変わります。
歯周病について
歯周病は、歯周病源菌による感染症のことです。
健康な状態(栄養バランスのとれた食事、適度な運動、良質な睡眠、心の安定)だとなんら問題はありません。
歯茎から血が出て、止まらない・臭い原因と対処法
原因
- 多くの原因が歯周病の可能性が高い
- 虫歯が歯茎の下まで進行している可能性が高い
- 被せ物が合っていないことで、出来た隙間にプラーク(歯垢)が溜まり、その中の細菌が炎症を起したことが原因
- 根管の炎症が原因
対処法(治療法)
歯周病が原因の場合
痛みがないが歯を磨いた程度で血が出る場合は、歯周病の初期段階の可能性もございます。しかし、何もしていないのに歯茎(歯肉)が炎症を起こしている可能性がございますので、まずはプラーク(歯垢)を除去し、炎症を抑えて改善をはかってまいります。
虫歯や被せ物が原因の場合
まず、虫歯の治療、被せ物の差し替えなど歯周病の原因に対して治療を行います。ただし、万が一、虫歯の進行が根管を侵した虫歯や歯の根に達している虫歯の場合は、抜歯を必要とするケースもございます。
根管が原因の場合
根管が原因の場合、できるだけ歯を残すことも考えた根管治療を行い、炎症を除去してまいります。
歯茎(歯肉)からの出血に心当たりがある方へ
ティコニーデンタルオフィスでは、一人ひとり生活背景に合った歯磨き指導をさせていただいております。
自分の歯で食べれることはとても素晴らしいことです。一緒に歯周病予防をして清潔なお口を保っていきましょう!