歯の予防(予防歯科)ついて
虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、虫歯や歯周病を未然に防ぐための歯科診療です。
定期検診に通いながらお口に合った予防処置を受け、セルフケアの指導を受けることで、口腔トラブルのリスクを下げることができます。
歯石取り(歯石除去)、歯のクリーニングをご希望の方は、北堀江の徒歩1分・TICONY DENTAL OFFICEにご相談ください。
日本人は80歳で自分の歯が平均・約15本
予防先進国では20~25本
日本人は80歳時点での残存歯の平均が約15本です。
(参照:厚生労働省・平成28年歯科疾患実態調査より)
対してフィンランドやスウェーデン、アメリカなどの歯科の予防先進国では、約25本と差があります。
こんなに差があるのはなぜ?
日本ではまだまだ「歯医者には虫歯になってから行く」という考えが根強く残っています。言い換えると、意識を変えて予防に取り組めば、予防先進国の方々のような“長く続く健康なお口”を手に入れることは可能なのです。
定期検診のメリット
「健康寿命」が延び、元気で長生き
いくつになっても何でも食べられること、口元を気にせず話せる・笑えること、アクティブな活動を続けられることなどにより、お口だけでなく、身体の健康維持・向上につながります。
長期的に見た場合、医療費が安くなる
「痛くなってから行く」よりも、定期検診と予防歯科で“先行投資”をしておくことで、生涯でお口にかける費用を抑えることができます。また身体が元気であれば、さらに医療費を減らすことになりますね。
プロのクリーニングでお口がスッキリきれいに
一度でも受けていただければ分かることですが、歯科医院でのクリーニングはとてもお口がスッキリします。歯の表面がつるつるになり、色も明るくなります。
定期検診で行うこと
お口全体のチェック
虫歯や歯周病はもちろん、お口全体のトラブルの有無をチェックします。
歯周ポケットの検査・ブラッシング状態のチェック
歯周ポケットの深さを測り、歯周病の有無、進行の状態をチェックします。また、セルフケアがうまくできているかどうかも分かります。
スケーリング(歯石除去・歯石取り )
こびりついて歯ブラシでは除去できない歯石を、器具を用いて除去します。虫歯・歯周病の予防になります。
歯のクリーニング
専用の道具を用い、歯科衛生士が行う特別な歯のクリーニングです。歯間や歯の裏側まで、徹底的にきれいにします。表面的な汚れも、ある程度落とすことができます。
歯垢(プラーク)の染め出し
プラークに反応して赤くなる液体で口をゆすぎ、磨けているところ、磨けていないところを鏡でご覧いただきます。
フッ素塗布
歯質を強化する高濃度のフッ素を歯に直接塗布します。虫歯予防に効果的です。
ブラッシング指導などのアドバイス
患者様に合ったブラッシング方法をアドバイスします。歯ブラシの選び方、デンタルフロスや歯間ブラシ、洗口液の使い方など、何でもお尋ねください。
歯石取り(歯石除去)・歯のクリーニングについて
フッ素を使った虫歯予防について
FDI(国際歯科連盟)が推奨する虫歯予防法としては、フッ素を使ったものが多数挙げられています。
当院では、高濃度のフッ素を歯に直接塗布する「フッ素塗布」を行います。
歯ブラシだけでは虫歯予防が難しい
ヘッドの小さい、毛先の細い歯ブラシも市販されていますが、やはりどうしてもブラシが届かないところがあります。そういった部位は、必然的に虫歯リスクが高くなります。フッ素塗布など、歯磨き以外の方法で予防していくことが大切になります。
フッ素って何?
食事からも日々摂取している必須栄養素であり、また歯質を強化してくれる自然元素です。
フッ素は、世界中で虫歯予防に活用されています。
どうしてフッ素は歯にいいの?
フッ素は、歯の表面からも取り込まれます。フッ素は歯質を強化してくれるため、酸に対する抵抗力が高まります。
フッ素が虫歯予防に効く理由
再石灰化作用を持つため、食事によって溶けだしたカルシウムをもとに戻す効果も期待できます。また、虫歯菌の働きを抑制する作用も持ちます。
フッ素塗布の値段(税込)
フッ素塗布 | 2,200円 |
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お子様の虫歯予防について
乳歯が生え始めたら
顔を出したばかりの乳歯にも、フッ素塗布が可能です。3カ月に1度程度、定期的に受けることをおすすめします。その他、フッ素スプレーや、フッ素入りの歯磨き粉を使用する方法も虫歯予防に有効です。
幼児期~歯の生え変わりの時期
フッ素による虫歯予防が特に重要な意味を持つ時期です。定期的なフッ素塗布、フッ素入りの歯磨き粉の使用に加えて、フッ素のうがいを取り入れることをおすすめします。